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  • ニュースハノイ
  • 2021/07/14

ベトナム日本人材開発インスティチュートと三谷産業株式会社の協力による新しい日本式品質管理コース開講式典の開催について

本年7月13日(火)、ベトナム日本人材開発インスティチュート(以下VJCC)は、三谷産業株式会社(以下三谷産業)とともに、越企業のCEOを含む幹部、工場で生産過程に携わるラインマネージャーなど中間管理職等を対象に、製造業における品質管理の重要性を伝えるために準備した新しい研修コースの開講式典を開催しました。

本研修コースは、ベトナムにグループ企業7社を設立し、2,400名のベトナム人従業員数をを雇用(グループ全社の約7割)する、三谷産業の品質管理方法に係る深い知見と、ベトナムのビジネス文化と人々に対する理解を背景に計画されたものです。

写真1. コロナ禍の影響でハノイ市が式典前日に行動規制を強化したことも踏まえ、VJCC会場への来場者は、JICAの代表者とFTU、VJCC、三谷産業の代表者および市内在住の7人の研修生に絞り、日本大使館、JETRO、JCCI工業西部会の代表者など来賓を含む他者は遠隔での参加となりました。

研修では、7月13日(火)の開講式典後の第一回講義を皮切りに、押村征二郎 経営管理研究所代表取締役(日科技連の評議員、デミング賞委員会審査委員)、岡田高美日科技連嘱託(元セイコーエプソン(株))、川西由美子株式会社ジェフコーポレーション 組織開発事業部特別顧問、尾田順一三谷産業株式会社顧問(元(株)PFU、 (株)富士通ITプロダクツ)、レー・トゥアン・ギィムAureole BCD社トレーニングセンター長、グエン・フーン・マイAureole Expert Integrators INC.リチーミングコーチを主要講師陣として、来年7月までに合計9回、演習をまじえながら講義を行う予定です。(研修の詳細は以下VJCCのホームページをご参照ください。

三谷産業 日本式品質管理研修|コース|ベトナム日本人材開発インスティテュート(VJCC) (vjcchcmc.org.vn)

写真2.VJCCのグエン・ティ・ヒエン所長は、新しい研修コースの内容を紹介しました。 写真3.外国貿易大学(FTU)のブイ・アン・トゥアン学長は、 研修コースの意義について説明しました。

開講式典では、冒頭にVJCCのグエン・ティ・ヒエン所長からVJCCと三谷産業の協力の経緯とコース内容の紹介を行い、外国貿易大学(FTU)のブイ・アン・トゥアン学長がコースの意義についてFTUと日本の官民組織との協力枠組みを鳥瞰しつつ説明を行いました。

写真4.日本大使館の岡部大介公使のスピーチ 写真5.JICAベトナム事務所清水曉所長のスピーチ

 

続いて、来賓スピーチの中で、日本大使館の岡部大介公使が、昨年の菅義偉総理来越時の日越協力重点分野に係るご発言を踏まえた今次ビジネス人材育成コースの重要性について、JICAベトナム事務所の清水曉所長は産業界のニーズを踏まえた実践的協力への期待について、JETROハノイの黒須美保子次長からはデジタル・トランスフォーメーションの重要性に言及がなされました。最後に三谷産業の三谷充会長が総括として、3年間に渡り研修を準備してきた講師の方々と、今次コロナ禍を乗り越え研修の開講実現を支援してきた来賓を含む関係者への感謝を表明し式典を終えました。

写真6.JETROハノイの黒須美保子次長のスピーチ  写真7.三谷産業の三谷充会長が式典を総括し、講師・来賓を含む関係者に謝意を述べました。

 

式典終了後には、早速第一回の講義が行われ、7名の会場参加の研修生と、14名のネット参加の研修生が、終日押村講師の講義を聞き、熱心に議論を行いました。第一回の講義は式典参加者にもオブザーバー参加の機会が提供され、約50社、100名の経営塾卒業生を含む日越企業関係者がネットを通じて参加しています。コロナ禍の影響が懸念される中での開催でしたが、開講式典、第一回の研修は成功裡に終了いたしました。

 

写真8.  開講式典終了後に、押村征二郎先生から第一回目の講義を行っていただきました。

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