VJCCとは

• 日本式経営の研修・指導を通じて、ベトナム人材と企業を育成した長年の実績
• 実践的な研修とその応用支援
• 日越企業のビジネス連携と経済・教育関連分野の交流促進

ベトナム日本人材開発インスティチュート（Vietnam-Japan Institute for Human Resources Development / VJCC)は、日本とベトナムの両国政府の合意のもと、国際協力機構(Japan International Cooperation Agency/ JICA)と外国貿易大学(Foreign Trade University/FTU)が協力し、設立された国際人材育成機関です。ベトナムの市場経済化に資するビジネス人材を様々なビジネス研修やコンサルテーションを行うことで育成し、かつ、日本語教育や様々な交流事業を通じて、両国の相互理解を促進、経済の発展に貢献しています。

ベトナムでは、2002年3月に首都ハノイに「日本人材開発センター」が開設され、同年5月に商業都市であるホーチミン市にも開設されました。同センターは2017年に「インスティチュート化」しさらなるステージへと躍進を続けています。

「日本人材開発センター（通称：日本センター）」はもともと、市場経済移行国における「顔の見える援助」として、またビジネス人材育成と日本との人脈形成の拠点として構想され、日本政府の支援で2000年より順次以下の国々に開設されてきました。現在、東・中央アジア、東南アジア地域の 9 ヵ国（ベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマー・モンゴル・ウズベキスタン・カザフスタン・キルギス・ウクライナ）に 10 センターが設置され、各機関がそれぞれの地域に寄り添ったビジネス人材育成と現地経営人材、日本企業間のネットワーク構築を支援しています。ベトナム国は、その中でも唯一、1か国に2つのセンターが置かれており、その存在と役割はベトナム国内外から非常に期待されています。

VJCCはこれまで培った様々なネットワーク（ベトナム企業、現地日系企業、大学、商工会議所等）とハノイ・ホーチミン両都市の各センター設備（ハノイ200人程度、ホーチミン100人程度を収容可）を多くの方に役立てて頂きたいと願っています。今後もVJCCは様々な活動を通じてベトナムの経済発展と日本とベトナムの相互理解促進に貢献していきます。

日本経営の伝授を通じて、企業経営・管理分野で高度な人材を育成します。また、そのために必要な知識や業務スキルを企業と会社に提供します。さらに、ベトナムと日本の間でビジネス交流の促進を図り、日越人材交流の拠点としての活動を展開します。

ベトナム日本人材開発インスティチュートは、日本式経営に関する研修、研究、コンサルテーション等関連業務を実施することにより、より信頼される機関となり、日本および東南アジア諸国の基準に達するサービスを提供します。

信頼、品質、実践、サスティナビリティ

2019年

経営塾10周年記念式典開催、JICA理事長賞受賞、「経営塾クラブ」がJICAベトナム所長賞受賞。

2017年

VJCC（ハノイ、ホーチミン）を格上げした形で、ベトナム日本人材開発インスティチュート（VJCCインスティチュート）が設立される。これに伴い、現行のVJCCプロジェクトの事業に加え、日本式国際ビジネス学士課程が設置される。

2015年

ハイフォンに置いて、「経営塾」及び生産管理・人材開発コースの実施開始。

2014年

ビジネスフォローアップセミナーを実施し、「経営塾」クラブメンバーの支援を開始。

2014年

ハノイとホーチミンで「経営塾」を拡大。

2011年

ベトナム企業と日本の経営関連団体との交流始まる。

2010年

「経営塾」クラブを設立し、塾生間のネットワークを築く。

2009年

皇太子殿下（現在の天皇陛下）がVJCCホーチミンを視察。

2009年

ベトナム企業の経営者育成のため「経営塾」第1期を開講。

2008年

ベトナム人の学生に向けて日本留学支援やジョブフェアを開始。

2007年

現場指導を実施し、モデル企業を育成。翌年の「ものづくり成果発表会」で改善の成果発表を実施。

2002年

VJCCホーチミンが正式に活動を開始。

2001年

VJCCハノイが正式に活動を開始。

2000年

ベトナム首相がベトナム日本人材協力センター（VJCC）の２箇所（ハノイ、ホーチミン）での開設を認可。

1998年

日越両国政府がJICA技術協力プロジェクトに関する協定に署名。