- NEWS ホーチミン
- 2025/06/11
経営塾ホーチミン第20期閉講式と第22期開講式を同時開催しました
5月29日(月)、ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)ホーチミン校は、ベトナムの企業経営者・幹部を対象とした「経営塾」の第20期閉講式と第22期開講式を同時に開催しました。式典には第20期修了生30名と第22期新入生30名に加え 、在ホーチミン日本国総領事館、国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)、ホーチミン日本商工会議所(JCCH)をはじめとする日越両国の政府機関、経済団体、企業の皆様が多数参加されました。
本式典は10ヶ月にわたる研修を修了した第20期生を祝福し、新たに入塾する第22期生を激励する場となりました。研修では日本企業の経営哲学や実践的な生産管理・品質管理などのノウハウを学び、10日間の訪日研修も行われます。参加者からは、経営知識の習得に留まらず、社会に対する企業家としての責任感を強く学んだとの声が聞かれ 、日越双方のビジネスリーダーが集う活発な交流を通じて、新たなビジネス連携への高い意欲が示されました。
式典では開会の挨拶として、VJCCホーチミンのトー・ビン・ミン支所長が経営塾20期生の学びの成果及び22期生への期待を述べ、VJCCに協力いただいている日本の関係者や経営塾の卒業生に謝意を述べました。そしてVJCCのグエン・ティ・ヒエン所長が、経営塾の成功は日越協力の証であり、今後も両国の繁栄のために企業と共に歩むことを強調しました。
在ホーチミン日本国総領事館の小野益央総領事は、経営塾生同士が卒業後も学び合い、協力しながら事業を成長させていることに言及し、今後の発展への期待を表明されました。続いてJICAホーチミン出張所の唐澤雅幸首席駐在員が、日本の経営とベトナムの強みを融合させ、南部経済を牽引するリーダーとなるよう激励しました 。
祝辞を受け、第20期修了生を代表しAn Gia Doors Company Limitedのディン・ドゥック・ディエン社長が、研修を通じて経営知識だけでなく社会に対する企業家の責任感を強く学んだと感謝を述べました。続いて第22期新入生代表のTIPTO Malaysia International Trading and Service Co., Ltd.のホー・フック・グエン会長が、経営塾で学び自社を改善し、ベトナム経済の発展に貢献していくという力強い決意を表明しました。そして閉会の挨拶としてVJCCの花里信彦チーフアドバイザーが、卒業生と日本企業との今後の連携への期待を述べ、式典を締めくくりました。
本式典は、ベトナム産業界を担う人材育成の成果を示すとともに、今後の日越ビジネスの関係を強化する機会となりました。VJCCは今後も日越両国の経済発展を担うリーダーの育成と交流を促進してまいります。