• HOME   >   
  • NEWS   >   
  • ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)と三谷産業株式会社の協力による日本式品質管理コース閉講式典の開催について
  • ニュースハノイ
  • 2022/07/22

ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)と三谷産業株式会社の協力による日本式品質管理コース閉講式典の開催について

2022年7月22日、外国貿易大学(FTU)のベトナムVJCCインスティチュートは、昨年7月以降一年に渡り実施してきた三谷産業株式会社との協力による日本式品質管理コースの閉講式典を開催しました。

式典には、在ベトナム日本国大使館から岡部大介公使、JICAベトナム事務所久保良友次長、JETROハノイ事務所山梨彰彦駐在員、押村征二郎評議員経営管理研究所代表取締役(日本科学技術連盟評議員、デミング賞委員会審査委員)他来賓が出席されました。

三谷産業株式会社からは、三浦秀平取締役、尾田順一顧問、米澤寛之AUREOLE EXPERT INTEGRATORS INC. (AXIS)取締役社長、レー・トゥアン・ギィムAureole BCD INC.トレーニングセンター長、グエン・フーン・マイAXISリチーミングコーチ他が参加。FTU・VJCCインスティチュートからは、ブイ・アン・トゥアン学長(大学党委員会書記、VJCCプロジェクトディレクター)、カオ・ドゥイ・キエン国際協力部長、レ・ホアン・リエン総務部長、グエン・フアン・ミン情報・計画部長、グエン・ティ・ヒエンVJCCインスティチュート所長、唐澤雅幸 VJCCプロジェクトチーフアドバイザー他が参加しました。

写真1:閉講式で挨拶するFTUブイ・アン・トゥアン学長

閉講式では、冒頭にFTUのブイ・アン・トゥアン学長が、研修コースを修了した19名の学生に祝辞を述べました。学長は、COVID-19の影響によるロックダウンなどもあり、ビジネスの難しいかじ取りと研修の参加継続の両立には困難な状況が続く中で、受講生がオンラインとオフライン双方のモダリティーを利用し研修への参加を維持し、所属の企業において研修成果である品質管理活動を進めていることを称え、研修を円滑に運営してきた三谷産業株式会社及びVJCCインスティチュートの関係者に謝意を述べました。

学長は、また今回研修実施を通じた三谷産業株式会社とVJCCインスティチュートの協力実績を踏まえ、同社のFTU・VJCCインスティチュートに対する引き続きの支援と協力に対する期待を表明しました。

写真2:コース実施結果について報告するグエン・ティ・ヒエンVJCCインスティチュート所長

続いて、グエン・ティ・ヒエンVJCCインスティチュート所長が、コース実施結果について報告し、研修内容に係る研修生からの「実用的」「現代的」「研修生の企業にとって有用」と言った評価をフィードバックしました。

写真3:在ベトナム日本国大使館岡部公使からは研修参加者の今後の活躍と、三谷産業グループ及びVJCCインスティチュートの取り組みに係る期待が表明されました。

来賓からの祝辞では、在ベトナム日本国大使館を代表し岡部大介公使が、日越関係の深化を背景とする本研修の意義と研修参加者への期待を表明しました。また、三谷産業株式会社に対しては、ベトナムの産業人材育成分野での貢献に対し謝意を述べ、その継続への期待を示しました。VJCCインスティチュートには、今次実績を踏まえた産学協力の裾野拡大への貢献に加え、研修参加者を日越両国の資産と見做し、これに対する支援を継続することを求めました。

写真4:JICAベトナム事務所久保次長は、研修参加者への研修修了のお祝いと、JICAによる日越産官学交流と高度人材育成のプラットフォームとしてのVJCCインスティチュートへの支援継続を伝えました。

JICAベトナム事務所を代表して挨拶した久保良友次長は、VJCCインスティチュートと三谷産業グループに対し、先進的な産学連携としての本コースの成功を称えるとともに、19名の研修参加者に対してはお祝いに加えて、研修で学んだ品質管理の取組を各々の会社で導入して頂きたい旨を伝えました。また、JICAが、VJCCインスティチュートの、日越の産官学交流と高度な人材育成のプラットフォームの役割を果たすよう支援を続けることも言及しました。。

閉講式に遠隔で参加した、開講時キックオフセミナーの講師を務められた押村征二郎先生は、受講生に対し、顧客第一主義やトラブルの顕在化・低減、品質の概念確認、管理としてのPDCAなど研修のエッセンスを改めて伝えました。また、研修の中で、品質管理に必要なチームビルディングの講義を担当された株式会社ジェフコーポレーション組織開発事業部の川西由美子先生からは、受講者に対し、モチベーションを管理するピープルマネジメントの重要性を心に留めて、ベトナム品質を世界レベル導くことを期待する旨のメッセージが伝えられました。

写真5:三谷産業グループの三浦取締役は、閉会の挨拶として、研修に対し支援頂いた方々に感謝との年を伝え、研修参加者に対する期待を表明しました。

閉会の挨拶では、三谷産業株式会社を代表して三浦秀平取締役が、COVID-19 流行の影響による制御不能な状況の中での研修がスタートし、多くの困難を経験しつつも無事に終了できたことを踏まえて、来席の支援者に感謝の念を伝え、受講生による研修成果を踏まえた業務の改善、会社の発展への貢献に対する期待を表明しました。

閉講式は、式典の参加者が、本産学研修の意義と、一年に渡る研修の成果を確認する機会となりました。VJCCインスティチュートは、引き続き、三谷産業株式会社をはじめとする、ベトナムにおいて責任あるビジネスを展開する日本企業とともに、ベトナム経済をけん引し、日越ビジネスの拡大に資するベトナムの企業経営者・幹部の育成に取り組んで行きます。

写真6:受講生を代表しBetacons Joint Stock Companyのグエン・タイン・チュン品質管理課長から三谷産業、FTU・VJCCインスティチュートの関係者に花束が贈呈されました。 写真7:研修参加者には一人ひとり修了証書が手渡されました。

 

三谷産業株式会社の協力による日本式品質管理コース閉講式典についてHTVが報じたニュースを以下のリンク (14:14から)に公開されています。

https://hanoitv.vn/chuong-trinh-thoi-su-11h30-ngay-23072022-v204298.html

お気軽にお問い合わせください。

コースのお申し込みは、コース詳細ページの専用フォームよりお願いいたします。

お問い合わせ