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  • ニュースハノイ
  • 2021/11/09

ビジネスへのデジタル・アプローチ導入を担う人材育成を目指す国際ビジネス学士課程立ち上げのための専門家ワークショップの開催

2021年11月9日、外国貿易大学ベトナム・日本人材開発インスティチュート(VJCC)は、ビジネスへのデジタル・アプローチの導入を担う人材の育成を目指す新しい国際ビジネス学士課程の構築に向けて、専門家の意見を聴取するためのワークショップを開催しました。 Covid-19の影響により、会議は会場となるVJCCと、国内外の専門家をオンラインで結び開催されました。

ワークショップには、北陸先端科学技術大学院大学データサイエンス研究室のホー・ツー・バオ室長、ダナン大学経営学部のグエン・チュオン・ソン学部長他、JICAや経営塾同窓会(K-Club)の関係者が参加、外国貿易大学側からは、党委員会書記であるブイ・アイン・トゥアン学長、学校評議会のレ・ティ・トゥ・トゥイ議長 、ファム・トゥ・フオン副学長、ブー・ティ・ヒエン教務部長、グエン・ティ・ヒエンVJCC所長、唐澤雅幸VJCCプロジェクトチーフアドバイザー他関係者が参加しました。

写真1:開会の挨拶をする外国貿易大学ブイ・アイン・トゥアン学長兼党委員会書記

 ワークショップの開会にあたり、ブイ・アン・トゥアン学長は、Covid-19の大流行の中で、デジタルビジネス人材に対する市場の需要が大きいことを説明。新たな学士課程が、外国貿易大学及びVJCCが、日本企業を中心とする産業界からの支援に基づく大学教育とビジネス研修の実績と経験を踏まえて、社会に歓迎される優れたプログラムになると確信している旨を表明しました。

写真2:VJCCのグエン・ティ・ヒエン所長のプレゼンテーション

続いて、VJCCを代表して、グエン・ティ・ヒエン所長は、新学士課程の内容(目的、アウトプット基準、予定されるコースワーク)を説明。学士課程の特徴として、大学、企業、学生の三者が協力しプログラムを構築していることを挙げ、特にK-Club関係者の企業が積極的に参加する予定であることを強調、学生に対する専門知識の提供に加え、協力企業の事業への実践的な知見提供についても示唆しました。

写真3:北陸先端科学技術大学院大学データサイエンス研究室のホー・ツー・バオ室長のプレゼンテーション

引き続き、北陸先端科学技術大学院大学データサイエンス研究室のホー・ツー・バオ室長が「デジタル・トランスフォーメーション、デジタルエコノミー、デジタルビジネス」と題して講演を行い、デジタル・トランスフォーメーション(DX)に係る基本的な概念を、技術とビジネスの両方の観点から説明し、ビジネスにおけるDXの重要性を示唆しました。室長は、ベトナム国家大学ハノイ校の国際関係学部での、デジタル・ビジネス・プログラム構築の経験についても説明しました。

写真4:ダナン大学経営学部の学部長のプレゼンテーション

続いて、ダナン大学経営学部のグエン・チュオン・ソン学部長が「ダナン大学でのデジタルビジネス学士課程の立ち上げと運用に係る経験」と題して講演を行いました。ソン学部長は、ダナン大学でのデジタル・ビジネス学士課程立ち上げに係る経験を語り、デジタル・ビジネス・プログラムで取り上げ得るさまざまな分野に言及しつつ、学士課程構築に係る困難と利点を共有しました。

写真5:Aime Next Companyグエン・トゥアン・ドゥックCEOのプレゼンテーション

写真6 JIBの学生によるプレゼンテーション

ビジネス界からは、K-ClubのメンバーであるAime Next社のグエン・トゥアン・ドゥックCEOが「デジタル環境におけるデジタルビジネス人材の要件」と題してプレゼンテーションを行い、雇用者や労働市場のニーズに合った実用性の高いトレーニングプログラムの開発についてアイデアを共有しました。また、今回のセミナーには、JIBの学生代表も参加し、学習者の視点から新しい学士課程への期待を表明しました。

写真7, 8: ワークショップ参加者との質疑応答

ワークショップの最後には、新学士課程のプログラム目標や、アウトプット基準などについて、参加者との質疑応答が行われ、議長を務めたブイ・アイン・トゥアン学長がこれを総括し、参加者に謝意を表明するとともに、質の高い学士課程の実現に向けた引き続きの支援を求めてセミナーは閉会しました。

写真9:ワークショップの閉会

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