• HOME   >   
  • NEWS   >   
  • 「日越ビジネスの観点から見た世界経済の変動と製造業の好機」セミナー の開催について
  • ニュースハノイ
  • 2023/10/19

「日越ビジネスの観点から見た世界経済の変動と製造業の好機」セミナー の開催について

ハノイ市産業貿易局が10月19日から3日間ハノイ主要工業製品見本市を開催し、この見本市のオープニングを飾るべくハノイ市産業貿易局、ハノイ主要工業製品製造業協会HAMI(Hanoi Association of Main Industries)、経営塾クラブの3者共催で「日越ビジネスの観点から見た世界経済の変動と製造業の好機」をテーマとしたセミナーを開催しました。パート1では経営塾クラブ副会長による日本式経営の適応事例のプレゼンテーション、パート2では、経営塾講師、ベトナム日本商工会議所(JCCI)会頭の講演に引き続き、VJCC所長等を含めたパネルディスカッションが開催されました。

このセミナーは、ベトナムと世界の主要産業の状況について俯瞰し、展望を共有することで、ベトナム企業が現在の閉塞的な経済状況を機会として捉え、今後の企業活動が迅速に行えるように支援することを目的としています。

写真1:「ハノイ市主要工業製品見本市」の開会テープカット

写真2:セミナー参加者

このセミナーは、日越外交関係樹立50周年を記念する一連のイベントのひとつとして位置づけられており、両国の関係機関、団体、企業が多数参加しました。特に、日本側から、在ベトナム日本国大使館、JICA、JCCI、また、ベトナム側から共催の3者の他にベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)、外国貿易大学(FTU)が参加しました。また、HAMIの会員企業約100社、経営塾クラブの会員企業約60社がビジネス連携について意見交換・情報交換を行いました。

セミナーの冒頭において、HAMI代表者及び経営塾クラブ代表者が、今後の連携協力のためのMOUを署名しました。さらに、2023年のハノイ市主要工業製品見本市では、いくつかの企業が協力合意に達する動きもあり、これらの協力覚書は約350億ドン相当の価値になるとのことです。

写真3:HAMI協会代表者及びベトナム経営塾クラブ代表者が覚書に署名

写真4, 5:DULICO製造貿易有限会社の代表者及びMinhCuong機械商業建有限会社の代表者が覚書に署名

写真6:NgaiCau建設投資商業貿易株式会社の代表者及びWeldom工業株式会社の代表者が覚書に署名

写真7:KEKI株式会社の代表者およびDongAnh圧力機器株式会社の代表者が覚書に署名

セミナーでは、まず、経営塾クラブのグエン・ダオ・ヴィン副会長から実践的な現代ビジネス知識が豊富に盛り込まれた経営塾で学んだことを実際に適用し、顕著な効果、成果が出ている企業が多く、その製品が国際競争力を持つようになっているとの報告がありました。

戸田経営塾講師は、大きく変動する世界経済の中で、ChatGPTなどデジタル技術、科学技術の進展が及ぼす影響は非常に大きく、世界全体及びベトナムは驚異的な速さで変化し、新しい社会や新しい世界秩序、新しい価値が形成されつつある中、特に政治が安定しており、交易を発展させるための好条件を持つベトナムにとってチャンスでもあり、ダイナミズムと若さを持つ企業が多いベトナムの未来は明るいと断言しました。

JCCI木下会頭は、経営塾の活動を賞賛し、これまでの経営塾企業の成長への絶え間ない努力と情熱、その力強さを高く評価しました。経営塾企業が今後も成長し、日本の企業と連携し、ビジネスを発展させていく期待を表明しました。

HAMIのグエン・スアン・フー副会長は、ベトナムの企業は、意思決定と行動において、より積極的で強くなる必要があると述べ、また、常に変化し続ける経済状況の中で、チャンスをいち早くつかむためには、もっと大胆に発想を転換する必要があると言及しました。

教育の観点から、VJCCのグエン・ティ・ヒエン所長は、現在の経済状況において、経営塾がビジネスにもたらす4つのコアバリューについて語り、経営塾はベトナムの企業家をつなぐ手助けをし、ビジネスと持続可能な開発を行うためのマインドを植え付け、実践的な最新情報、知見を豊富な経験と実践的な知識を持つ専門家や講師陣によって、経営塾コミュニティと企業家が情報を共有しつつ、ビジネスを大きく成長させる環境にあることを強調しました。

ベトナムと日本の大きなビジネスチャンス、そしてベトナムと日本の良好な協力関係を確信し、盛り上がりを見せる中でセミナーは幕を閉じました。

写真8, 9:セミナー、パネルディスカッションの状況

写真10:参加者の記念撮影

なお、ハノイ主要工業製品見本市には、電気、電子、自動車組立、機械製造、繊維、履物、ハイテクなど工業製品、最新技術製品、環境保護製品などを展示・紹介する200を超える企業のブースが出展されました。経営塾クラブ企業は32社が自社製品を出展し多くの企業との商談会を行いました。主催者によると、この見本市には会期3日間で合計6500名が来場し、商談件数は、1526件に上ったとのことです。

写真11, 12, 13:展示会のブースの写真

 

お気軽にお問い合わせください。

コースのお申し込みは、コース詳細ページの専用フォームよりお願いいたします。

お問い合わせ