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  • ニュースハノイ
  • 2023/06/12

日本企業と経営塾同窓会企業の交流会の開催

2023年6月12日、ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)は、株式会社いよぎん地域経済研究センター(IRC)と協力し、伊予銀行のクライアント企業と経営塾同窓会企業との交流会を開催しました。IRCでは、1989年から、次代を担う若手経営者を対象に「IRCニュー・リーダー・セミナー」プログラムを実施しており、今次交流会は、同セミナー32期生を対象とする、プログラムの海外研修の一環として開催されたものです。

※経営塾とは

経営塾は、参加者が10か月間日本式経営手法を含む計9科目の講座に参加し、経営に関する理論と実践を学ぶプログラムです。毎年ハノイ(2回)、ホーチミン(1回)、ハイフォン(1回)にて各定員30名で実施しています。2009年の開始以降、これまで約500社、800名以上が参加しており、上場企業などベトナムの代表的な企業なども輩出しています。

交流会では、冒頭IRCの重松栄治社長が今次ベトナムでの海外研修に参加したメンバー構成、研修の目的や期待される成果について説明、唐澤雅幸JICAプロジェクトチーフアドバイザーがVJCCインスティチュートの活動を紹介しました。

写真1:IRCの重松栄治社長は、海外研修の目的などについて説明しました。

続いて登壇したハノイ経営塾第17期生のチームリーダー、TAJベトナム株式会社のレ・チャン・クイン会長は、経営塾が実践的で有効な知見を提供するプログラムである同時に、日越企業とのネットワーキング機会を提供している旨説明。また、ベトナム企業や市場の魅力に触れた上で、日越企業間連携の期待する方向性について、それぞれの製品の売り買いの関係に留まらず、長期的な視点で、補完的かつWin-Win関係をもたらす形を目指すべきであることを強調しました。

写真2:TAJベトナム株式会社のレ・チャン・クイン会長はベトナムの企業と市場の魅力などについて説明しました。

質疑応答では、日本企業参加メンバーからの、経営塾を通じて得られた日本式経営の内容、経営塾に類似する他国政府・企業による取り組みの有無や経営塾との違いに係る質問に対し、経営塾同窓会メンバーは、他国研修は同国の製品の販売、あるいは同国市場への製品販売のノウハウを教えているのに対し、経営塾は企業経営に必要なものの見方や知見を提供している旨を説明。また、同窓会企業における社員の福利厚生の取り組みに係る質問に対しては、給与水準や保険などの制度面の整備に加えて、私生活面にも配慮し、家族のように扱ってきている旨回答しました。

質疑応答が尽きることなく続いた後、参加者は名刺交換を行い、重松社長からの参加者への謝意表明とともに交流会は終了いたしました。

写真3~6:活発な質疑応答が行われ、途切れることなく続きました。

今回の交流会では、約1,300人の修了生を輩出している「IRCニュー・リーダー・セミナー」と経営塾プログラム間、また両プログラムに参加する日越企業間の今後の協力の可能性を見出す結果を得ることができました。VJCCインスティチュートは、今後もこうした交流会の開催を通じて、両国の経済発展に資する日越企業のビジネス展開を支援して参ります。

写真7:海外研修参加日本企業と経営塾同窓会企業関係者他全参加者による記念撮影

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