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  • ニュースハノイホーチミン
  • 2021/12/28

北陸企業商談会(オンライン)を開催しました。

2021年12月10日と12月22日の2日間、北陸地域に拠点を構える日本企業4社(内1社はベトナム進出済)とベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)が育成した企業経営者率いるベトナム企業との間でオンライン商談会を実施いたしました。

本商談会は、VJCC主催、JICA北陸センター(JICA北陸)共催で実施され、大阪に拠点を構える株式会社リロエクセルを事務局に北陸地域を広くカバーしている北國銀行の協力の元、企画・運営が行われました。

VJCCは2021年3月と7月の2回にわたり、JICA北陸と協力し、ベトナムセミナーを実施しており、今回の商談会はJICA北陸との第3回目の企画プログラムとなります。

12月10日(金)の商談会には、石川県に拠点を置く株式会社エコシステム(廃棄瓦のリサイクル業)と福井県に拠点を置く山口工業グループ(チップコンベイヤーの製造)が参加し、22日(水)の商談会には、同じく福井県に拠点を置く株式会社マルジン(産業用モノレールのコンサルティング・レンタル事業)と本社が福井県、ベトナムはハノイに進出済の有限会社吉中精工(金型製造)が参加しました。

午前中は日本企業からプレゼンテーションを行い、各社の事業紹介と今回の商談目的につき、ベトナム人参加者に向け、説明を行いました。その後、参加者からの質疑応答を経て、午後はベトナム企業との個別相談(各40分)に進みました。

今回、全4社の日本企業の商談枠に対し、VJCCがこれまで育成してきた経営塾企業[1]を中心に、計23社のベトナム企業が商談を希望しました。時間的制約もあり、業種内容や商談目的等を精査の上、各日本企業に対し、4~6社のベトナム企業が個別商談に進むことになりました。

個別相談に進んだベトナム企業は、各社熱心に自社の自己PRに努めました。また、40分間という時間的制約の中、両社間での商談成立の可能性を必死に探る姿が印象的でした。各ベトナム企業から繰り出される魅力的なオファーや協力内容に、日本企業側も手応えを感じる場面が多く見られました。結果多くの個別商談で、今後の関係に期待を持たせる形で連絡先を交換することができ、実際に同商談後に日越企業間でメールのやり取りが既に開始されています。また、ベトナム進出済の吉中精工社の場合は、すでに具体的な訪問日時の調整に入っています。

各日本企業は真剣にベトナム進出を検討しており、また、今回の商談会は両社企業トップが参加したことで、大変具体的な個別商談を実施することができました。日本企業側は、「ベトナム企業の熱意が伝わり嬉しかった。オンラインと思えないほどの臨場感で商談会が実施でき、手応えを感じた」などの感想が寄せられました。「今まで参加した商談会で一番の手応えを感じることができた」との嬉しいコメントも寄せられました。

しかしながら、今回の商談会は「きっかけ」づくりにすぎず、大事なのはこれからの進展となります。VJCCでは、今後もJICA北陸、株式会社リロエクセル、北國銀行等の各関係者と協力しながら、日越企業間の実りある商談設立に向け協力支援を実施していきます。

 

[1] 経営塾とは、VJCCが実施するベトナム企業経営者・幹部に対して、企業経営に必要な実践的な知識を、約10ヶ月かけて学ぶ、体系的な研修制度。自らの力で課題を見つけ、解決策を考え、実践する力を養成することを目的としており、講義の他、ベトナムの事例を題材にしたグループディスカッション、企業訪問など多角的に学べる環境が提供される。講師は主にビジネス経験豊富な日本人の専門家であり、講義やコンサルティングを通じ、経営者の使命や企業の社会的責任含む日本式経営についても教えている。現在ハノイ / ホーチミン / ハイフォンで開講されている。

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