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  • ニュースハノイ
  • 2022/10/24

ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)は第6期ハイフォン経営塾の開講式を行いました。

2022年10月24日、ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)は、ハイフォン市人民委員会科学人材開発委員会において、経営塾第6期ハイフォン経営塾の開講式を開催しました。経営塾は、日本式経営を主内容とする長期研修であり、10ヶ月間に渡りベトナム人の企業経営者・幹部の能力向上を図るプログラムです。ハノイで年2回、ホーチミンで年1回、ハイフォンで年1回の年計4コースが行われており、これまでに800名以上(所属企業数は500社以上)が参加しています。

写真1:開講式典の会場

開講式典には、ハイフォン市人民委員会科学技術局チャン・クアン・トゥアン局長、科学人材開発委員会グエン・ヴァン・トゥアン会長他が参加し、日本側からは、渡邊次席公使、同太田幸宏書記官、久保良友JICAベトナム事務所次長、同西川直孝企画調整員、吉田晋ベトナム日本商工会議所(JCCI)事務局長、黒須美保子JETROハノイ事務所次長他に出席頂きました。

外国貿易大学・VJCCインスティチュートからは、ブイ・アン・トゥアン学長(同大学党委員会書記、JICAプロジェクトディレクター)、レ・ホアン・リエン総務部長、グエン・ティ・ヒエンVJCCインスティチュート所長、唐澤雅幸JICAプロジェクトチーフアドバイザー他、VJCCインスティチュートの職員らが参加しました。

写真2:外国貿易大学のブイ・アン・トゥアン学長は新塾生に対し、自身のビジネスと経営塾を成功に導いてほしいとの期待を表明しました。

 

冒頭の挨拶の中で、外国貿易大学のブイ・アン・トゥアン学長は、新経営塾生に対し、経営者としてのあるべき姿を学び、新たな事業へのビジョンを描き、決意し、努力し、変化する勇気を持つことで、自身のビジネスと経営塾を成功に導いてほしいとの期待を表明しました。

 

来賓参加者の中で、在ベトナム日本国大使館を代表し渡邊次席公使は、新塾生に対して外部環境の変化に適切に対応することと併せ、外国投資の良きカウンターパートとなることを求めました。また、2023年が日本とベトナムが外交関係樹立50周年の節目であることに言及しつつ、その記念すべき年に、新塾生がベトナム経済をけん引するリーダーとして活躍することを期待する旨表明しました。

写真3:在ベトナム日本国大使館を代表し、渡邊次席公使から新塾生に対する祝辞を賜りました。

JICAからは、ベトナム事務所の久保良友次長が、日本式経営のノウハウとマインド、ベトナム流ビジネスの強みであるフレキシビリティやスピード、若い活力等を融合し、経営塾が「日越式」ビジネス教育の新たな拠点となっていくこと、経営塾の強味である同窓会のネットワークに参加し、これをビジネスに生かし盛り立てるよう期待を表明しました。

写真4:JICAベトナム事務所を代表し、久保良友次長から新塾生に対する祝辞を賜りました。

ハイフォン市人民委員会科学技術局のチャン・クアン・トゥアン局長及び同科学人材開発委員会グエン・ヴァン・トゥアン理事長からは、ハイフォン経営塾には過去5年間で145人の企業経営者・幹部が参加し、その結果経経営者が必要とされる包括的な知識の習得と能力の向上に貢献し、ハイフォン市によるコーポレート・ガバナンスの改善と経営者養成のためのプログラムの大きな成果となっている旨説明しました。

最後に、新塾生30名を代表し、アジアプリンティングインキ会社のフン・クエト・ラップ社長は、第6期ハノフォン経営塾への参加を通じて、真摯に学習し、参加者同士の学び合いに務め、学習の成果を社会に還元して行くと表明しました。

写真5:新塾生30名を代表し、アジアプリンティングインキ会社のフン.クエト.ラップ社長は学習の成果を社会に還元して行くと表明しました。

第6期ハイフォン経営塾は開講に際し、多くの参加希望者の中から、裾野野産業の中核となる製造業からの応募者を中心に、ベトナム産業界の次世代を担う経営者達(平均年齢35歳。会長・社長12名、副社長8名、部長級10名)30名を選出しています。製造業からの参加者が20名(全参加者の67%)を占めますが、建設業やサービス業などの業界からの参加もあり、相互にシナジーをもたらす学び合いに配慮したメンバー構成となっています。

開講式典終了後、新塾生は、松本康一郎講師(元元武州製薬 代表取締役社長兼CEO、古河電工産業電線 代表取締役社長、古河AS 取締役副社長、FCIジャパン代表取締役社長、シンガポール松下冷機 )による最初の講義「卓越した経営」に参加しました。

新塾生たちは、今後の約10か月間で、企業経営者に必要とされる包括的な知識の習得を目指す予定です。VJCCインスティチュートでは引き続き、日越両国に発展に資する産業人材の育成を進めて行きます。

写真6:開講式典後の式典参加者による記念撮影

写真7:開講式典後の、松本康一郎講師による最初の講義

 

 

 

 

 

 

 

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