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  • 2021/04/13

経営塾第16期生(ハノイ校)の開講式

2021年4月12日(月)ハノイの外国貿易大学ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)にて、経営塾第16期生のための開講式が行われました。経営塾とは2009年に開始された日本式経営の研修で、10ヶ月間に渡りベトナム企業の経営者を育成するプログラムです。現在、ハノイで年2回、ホーチミンで年1回、ハイフォンで年1回の計4コースが行われており、これまで約700名450社の卒塾生を輩出しています。

今次コースは、昨年9月のハイフォン校での第5期生、同10月のハノイ校での第15期生、先週4月5日のホーチミン校での第16期生の開講式に続くものであり、コロナ禍の影響により開講が危ぶまれたものの、最終的に予定参加人数を超える応募者があり、ベトナムの企業経営者・幹部31名(内1名は外国貿易大学教師。半数以上は裾野産業に区分される製造業の方々で、他に建設業、農業、サービス業等多様な分野から、平均年齢38歳の次代を担う経営人材が参加)の参加を得て開講することができました。式典には、日頃VJCCの活動を支援いただいている日越両国の産官学界から多くの方々に参加頂きました。

写真1:2021年12月4日VJCCインスティチュートでの経営塾第16期生(ハノイ)開講式集合写真。在ベトナム日本大使館、JICA、

JETRO、日本商工会(JCCI)及び加盟日系企業、経営塾クラブ(同窓会)及び関連企業の皆様に参加いただきました。   

式典の最初に、VJCCインスティチュートのグエン・ティ・ヒエン所長が研修プログラム内容について紹介。COVID-19の影響下、一部遠隔研修を導入しているものの質を維持するためにオーディオ・通信機材導入を含む最大限の努力を行っている旨言及しつつ、経営塾がベトナム企業のグローバルサプライチェーンへの参加を助け、社会貢献など新たな企業の価値観を共有する機会となる旨説明しました。

写真2:VJCCインスティチュート グエン・ティ・ヒエン所長が経営塾について説明しました。

外国貿易大学を代表し、VJCCプロジェクトディレクターであるブイ・アン・トゥアン学長は、第16期生に対して、経営塾に参加する機会を、経営知識の蓄積と経験の交換の場とし、経営者の精神、コーポレートガバナンスの姿勢を学ぶとともに、勇気を持って自身を変革し新しいビジョンを持つことを通じて、自身のビジネスと経営塾プログラムの成功に繋げるよう求めました。

写真 3: : 外国貿易大学ブイ・アン・トゥアン学長が経営塾第16期生(ハノイ)に激励のメッセージを伝えました。

来賓参加者の中からは、在ベトナム日本大使館麻妻信一次席公使、国際協力機構(JICA)ベトナム事務所の清水曉所長、JETROハノイ事務所小林 恵介次長に祝辞をいただきました。

麻妻次席公使は、COVID-19の影響下、サプライチェーンの多様化が緊急の課題となる中、投資先としてのベトナムへの関心が高まっていること、この機会を活かすために投資の受け皿となる国内カウンターパート企業が必要であり、若い世代のベトナムのビジネスリーダーがその役割を担うことを期待する旨表明しました。

写真4:在ベトナム日本国大使館、麻妻信一次席公使から祝辞をいただきました。

 清水所長は、日本式の経営管理の考え方とノウハウに加えて、塾生が柔軟性、スピード、若さなどのベトナムのビジネススタイルの強みをうまく組み合わせて、ベトナム式経営を作り出すことを期待していると伝えました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

写真5:国際協力機構(JICA)ベトナム事務所清水所長から祝辞をいただきました。

小林次長は、経営塾卒業生の企業との協力に対する期待と併せ、IT分野で競争力を持つベトナムは、経営のデジタルトランスフォーメーションを通じた変革においても大きな可能性があることを主張しました。

写真6:JETROハノイ事務所小林恵介次長から祝辞を頂きました。

続いて、経営塾の卒業生を代表し、経営塾クラブ(同窓会)のチャン・ティ・トゥ・チャン会長(Hanel PT 株式会社社長)は、同窓会組織による研修参加者への継続的な支援に触れつつ、経営塾で学ぶ価値観が、従業員の幸福に資する会社の文化を創り出すこと、自己改革の重要性について説明しました。

写真7:経営塾クラブ(同窓会)のチャン・ティ・トゥ・チャン会長(Hanel PT 株式会社社長)から祝辞を頂きました。

最後に経営塾第16期生(ハノイ)を代表して、INTECH Technology and Investment株式会社 社長のカオ・ダイ・チャン氏が、結束力があり真摯に学ぶことのできるチームを作り、お互いに学び、ビジネス上の問題を解決し、共に発展することを目指してゆく旨力強く表明し式典を終了しました。

式典の後、第16期生(ハノイ)は、引き続き、一部来賓とともに、戸田長作JICA専門家(元パナソニック米国代表)から、研修コースワーク初日のアジェンダとなる特別講演「Build today for tomorrow」を聴取し、我々をとりまくビジネス環境の変化と、自身及び経営のたゆまぬ変革の重要性について共有しています。

写真8:戸田長作JICA専門家による特別講演「Build today for tomorrow」

写真9:経営塾クラブ(同窓会)メンバーと16期生(ハノイ)の記念写真

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